• 運動不足
• 不規則な食生活
• 食べすぎ、過度の飲酒
• ストレスによる自律神経の乱れ

• 高血圧、糖尿病、脂質異常症
• かくれ肥満
  （体脂肪率：男性で20%以上、女性で30%以上）
• 内臓脂肪が多い
  （ウエスト：男性85cm以上、女性90cm以上）
• 心血管疾患のリスクがある

問診表を用いて生活習慣を把握するとともに、精密体組成計を用いて体脂肪率、筋肉量、水分量、基礎代謝量などを精密に測定。加えて、採血検査により脂質異常症や糖尿病などの疾患の有無を確認し、初期評価を行います。

初期評価をふまえて目標を設定します。患者様の生活スタイルや病態に合わせて、食事療法、行動療法、運動療法、薬物療法などを盛り込んだ治療計画を作成。高血圧、糖尿病などの疾患を有している方は併せて治療を開始します。

定期的に診察、採血、体組成評価を実施。効果の有無などを踏まえて、必要があれば治療計画を組み直します。

単なるカロリー制限ではなく、個々の体質や生活リズムに合わせた食事法を指導。栄養バランスはもちろん、食べる順番やタイミングを工夫し、無理なく続けられる健康的な食習慣の確立を目指します。

食事内容だけでなく、食べる時の環境や思考の癖に着目する治療法です。食事記録などで無意識の行動を「見える化」し、太る原因となる習慣自体を改善。健康的な行動が自然にできるようサポートします。

個々の体力や生活に合わせて、無理なく続けられる運動プランを提案。脂肪燃焼に加え、筋肉量を増やして基礎代謝を上げ、リバウンドしにくい体質へと導きます。患者様が安心して体を動かせるよう、院内には運動療法室（メディカルフィットネス）も設置。さまざまな器具を揃えていますので、ぜひ活用してください。

【メディカルフィットネス利用案内】

薬物療法は医療機関でのみ可能なダイエット療法。基本的には食事療法や運動療法を補助する役割で、脂肪燃焼効果のある漢方薬や減量に効果があるとされる医薬品・サプリメントを処方しています。

なお、各種治療で減量効果が認められない場合は、BMI35以上の方は保険適応となる食欲抑制剤や自由診療でのGLP-1受容体作動薬の対応も可能。生活習慣病につながる肥満の改善に向けて、医学的な側面から力強くサポートします。