胃カメラとは

胃カメラは、口や鼻から挿入した細いスコープで食道から胃、十二指腸までの粘膜を高精細な映像でリアルタイムに映し出す精密検査。病変を探すだけでなく、疑わしい部分があれば組織を採取して病理診断(生検)を行ったり、胃がんの元凶とされるピロリ菌の有無を調べたりと、診断を確定させるためのアクションを取ることができるのが大きな特徴です。

胃がん・食道がんは内視鏡治療可能な状態で発見できれば、体にメスを入れることなく根治が可能。自覚症状に乏しい初期がんの発見に役立つ胃カメラは、消化器がんの早期発見・早期治療に欠かせない検査となっています。

胃カメラとは

超音波内視鏡検査

先端に超音波装置が付いたスコープを胃カメラのように口から挿入して行う検査を超音波内視鏡検査と言います。小郡市内で超音波内視鏡を行っているのは島田病院のみ。検査は当院院長の倉岡が担当しており、基本的に毎週木曜(午後)が検査日となっています。

胃カメラ検査でわかる疾患

  • 食道がん
  • 胃がん
  • 十二指腸がん
  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍
  • 逆流性食道炎
  • 急性胃炎慢性胃炎
  • 胃ポリープ
  • 十二指腸ポリープ
  • 食道胃静脈瘤
  • ピロリ菌感染
  • など

こんな人は胃カメラ検査を
推奨します

  • 胃が痛む、胃もたれが続く
  • みぞおちに痛みがある
  • 酸っぱいものがこみ上げる感覚がある
  • 食欲が低下している
  • 体重が減少している
  • 強いストレスがある
  • 30歳を過ぎている
  • ピロリ菌検査の陽性反応があった
  • バリウム検査で異常を指摘された
  • 胃がんの家族歴がある

当院の胃カメラ検査の特徴

鎮静剤を使用した苦痛のない胃カメラ

当院では胃カメラ検査に伴う患者様の負担を軽減するため、希望する方には鎮静剤の静脈注射を用いた検査(セデーション)を行っています。うとうとと眠っているようなリラックスした状態で検査を受けることができるのが大きな特徴です。

ピロリ菌検査も可能。内視鏡専門医による迅速で的確な検査

胃カメラ検査は日本消化器内視鏡学会専門医である院長が担当。がんの早期発見・早期治療を至上命題として、これまでの豊富な内視鏡診断及び治療の経験を生かしたスピーディーで正確な胃カメラ検査を行っています。
また、胃カメラではピロリ菌の有無を検査することも可能。ピロリ菌感染の疑いが確認された場合、感染診断のための検査をご提案しています。

胃カメラは怖くない。患者様ひとりひとりに寄り添う心

食道・胃・十二指腸でおこる消化器疾患は早期の検査による発見・治療が大切。しかし、胃カメラに対して「きつい」「怖い」といったイメージがあるのも事実です。当院では患者様ひとりひとりの状態に合わせて事前に内容をお伝えし、検査に対する不安を払拭。過去に胃カメラ検査でつらい経験をした方や嘔吐反射が強くて不安な方でも、安心して検査に臨めるようさまざまな配慮をしています。

胃カメラ検査の流れ

診察

検査前に患者様の状態(既往歴・服薬状況など)を把握するため、まずは問診を含めた診察を実施。内服薬、インスリン投与中の方は必ず事前にご相談ください。

前日

検査前日の21時以降は絶食。水分の摂取は可能ですのでご安心ください。

当日(来院前)

当日の朝食も摂取不可。水、お茶、スポーツドリンクは摂取可能です。

当日(来院後)

①咽頭麻酔(10分程度)

②鎮静剤の点滴 ※鎮静剤なしの検査も可能

③胃カメラでの検査(10分前後)

④休憩(30~60分)

⑤結果説明(検査画像を見ながら患者様の状態を説明。今後の方針についてもお伝えします。)

※鎮静剤を使用した場合、検査後は車の運転ができませんのでご注意ください。

費用

胃カメラ検査は保険診療が適用されます。
下記の料金は3割負担の場合を記載。1割負担の方は3分の1程度となりますのでご注意ください。

料金(3割負担の場合)
胃カメラ検査のみ 約4,000円(税込)
胃カメラ検査+組織検査 約7,500円〜11,000円(税込)

※胃カメラ検査には麻酔及び前処置薬剤が含まれます。
※組織検査は1ヶ所約3500円程度の負担となります。
※初診の方は初診料(約850円/3割負担時)が追加となります。

消化器がんは見逃さない!倉岡医院の「消化器精査ドック」

日頃よりがんを始めとした消化器疾患の早期発見を目指している当院。その取り組みの一環として「消化器精査ドック」を設置しています。

胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコー検査を組み合わせた4つのコースがある「消化器精査ドック」。ほかの医療機関との連携といった検査後フォロー体制も整えていますので、興味のある方はぜひご相談ください。